富野由悠季という名前

富野由悠季という名前を聞くだけで、ある世代は「血湧き肉踊る」もの。そんな踊る世代ももはや30台に突入している。富野由悠季と聞いて「ガンダム」しか思い浮かばない世代には「坊やだからさ」といってやりたくなる。
ガンダムの富野といわれることが、富野由悠季にとっては苦痛であったという事実をご存知だろうか?アニメヲタクにとって神ともいえる富野由悠季氏は決してヲタクを幇助していたわけではなかった。
「 「ロボット物」との戦い 富野由悠季」(ITmediaNews)
「ガンダムの富野」という呼称を、一番嫌ってきたのも富野だった。
「失敗作です」。「Z」放映中に、富野は雑誌のインタビューで繰り返した。主人公のカミーユは、キレてすぐ人に殴りかかるようなエキセントリックな少年。第一作のアムロのように戦場で突出した活躍もできず、母親や、思いを通わせた少女や、仲間に次々と眼前で死なれ、自閉していき、最終回で精神崩壊する。アニメでは前代未聞の作劇。富野が世のガンダムブームに対して起こした「反抗」だった。
「続編の話が来たとき、ビジネスとしては理解しましたが、作り手としては一つのテーマを込めるしかなかった。このままガンダムで商売をしたりアニメにすがっていたら、お前ら病気になるぞ、カミーユみたいになるぞ、ということです」
強烈過ぎるアンチテーゼ。『新世紀エヴァンゲリオン』の監督、庵野秀明氏も同様のことを言っていた記憶がある。アニメにとらわれた生き方も、一つの生き方かもしれないが、アニメは娯楽の一つとして捉えないと現実との区別がつかなくなり、精神的にヒステリックなカミーユになっちゃうよ、ということでしょうか?
しかし私も含め、世の男性はガンダム離れが出来ずにいる。所詮男はみんな「坊や」なのだろう・・・

